2013年7月31日水曜日

絵・囲碁・イワシ

朝から お花屋さんに遊びに行ってしゃべってたら 碁石があったので 囲碁するのですか?と聞くと 五年くらい前から本格的にやってる というので やろうやろう となって 対局した
相手になんないくらい弱い私に 丁寧に教えてくれる源さん!
くーっ 楽しい 色々な 定石 めくるめく囲碁の世界 
石巻にいるあいだに 勉強しよう
たのしいーーーーっ





すっかり長居してしまったあと 日和アートセンターに帰ると
きゃわいい美大生
明後日から一週間くらい 石巻出身の 現役美大生の展示を 日和アートセンターでやる
多摩美の彫刻科の子がいて 多摩美トークする
華やかなデザイン科に比べて つねに服の一部に絵具やおがくずがついている油画科や彫刻科の肩身狭さ 食堂のはなし 笑う

みんなの展示 楽しみだなーー

そんなわけで 一週間ほど 1回の展示場所では制作ができない私は
2階の居住スペースに絵を広げて ついに絵を描き始めました
ああ あ〜〜  たのしいっっ


今回の参加作家のユッキ(音楽やってる)のおうちに遊びに行って 庭でイワシを七輪で焼いて食べるパーティ
一昨日 大量に水揚げされたというイワシ ふだん東京のスーパーでみるイワシとぜんぜんちがう!! あぶらのりまくりで サンマのようだ 美味しいーーー
5匹も食べた 他にも野菜やいたり お父さんがつくってくれたマーボナス食べたり
満腹で死にそうだった
静かな夜 
たのしいたのしい



2013年7月29日月曜日

あの絵の水たまり

土曜 日曜は 街あるきツアーでした
せまい石巻の街 だけど 道が入り組んでいて 横道をうろうろすると いつも新鮮
街のひともけっこう参加してくれていて
懐かしいような新しいような 色々なはなしが レイヤーなかんじで展開される

震災のはなしになることは やっぱり多い
けど 2年半たって その経験の上にももういくつもの新しい記憶が重なっていて
大きな物語 のようなかんじになっている
今日はいい天気ですね 景気はどうですか?という会話のようなかんじで
震災のときはどうしてましたか? というようなはなしによくなる
話すことで 風通しがよくなるような 不思議なかんじがある
うーんうまく言えない

先週今週と 街を歩いて 江戸時代のはなしから 昭和 震災前 震災後 今 と
たくさんのひとの たくさんの記憶を 色々聞いた
整理された歴史じゃなくて 途切れ途切れの まちまちの記憶 でも すべてはこの石巻で起こって消えた ひとつの物語なんだなー
イメージ イメージする 

街歩き講師をしてくださってありがとうございました




ようやく夏らしい天気に!

街歩きのあと 今回一緒に参加する 石巻に住んでる彫刻家のちばちゃんの 渡波にあるお家にいってきた 津波でやられて今は住んでないお家 でも ほんとうに海に近かったから ヘドロではなく 海水をかぶっただけだったんだって
今は ちばちゃんのアトリエとして ぼちぼち使っているらしい
家の前に雑草がわさわさしてきたということで 一緒に草刈りをする
鉈でばさばさ草を刈るのはなんかだんだん目の色が変わってくる… たのしい


草を刈って空をみると 石巻にきてはじめての きれいな夕焼け
ずっと雨やら曇りだったから わー となる
松林の防風林が ほんとうに綺麗 護岸工事が始まっている海までいってみた

今回石巻にきて 始めて 綺麗だなあと しみじみ思った
こういう風景に出会えたら 絵が 描きたくなってくる
そして 工事現場をみていたら 水たまりがあって

あ あの絵の風景だ と思った
アトリエコパンで見せてもらった 高校生が描いた油絵
ぼこぼこの地面と 校庭と 校舎と 松の林と 水たまりの絵
夕焼けが水たまりに映っている 綺麗な絵

絵の風景に ほんとうに出会った すごいことだと思った
絵を描いた高校生の きもちが伝わってくるようだった





夜は 街歩き講師もしてくれた四倉さんと ちばちゃんと立石さんと 鰹パーティ
美味い!美味い! 日本酒もあけちゃって けっこう呑みました
そしてこの日は ちばちゃんお誕生日 おめでとう
ということで 鰹パーティのあと 復興バーというところに行って さらに呑んだ
ちばちゃんの家が経営している水産加工会社の食べものを バーでだしていて
それがほんとうに美味しかった シメ鯖や塩辛 

深夜 酔いながら 絵をかくためのさまざまなものが 整った と感じた
さ!

2013年7月27日土曜日

無限カレー

石巻にきて 一週間くらい経つけれど
ほとんど3食毎日カレーです

無限カレーは 具材をつぎたしながら 無限に食べ続けることができるカレーで
色々なものがまざって 秘伝のタレのようになってくる

私と立石さんは それを 玄米カレーや カレーうどん カレーそば カレーパスタなどにして日々食べながら暮らしています

だれかが遊びにきたときは 振る舞います

今日の無限カレーは トマトをたくさんいれたので トマトカレーになってます

不思議と飽きない

が たまにカレー以外のもの食べる機会あると 美味しくて泣きそうになる

カレー 安いし 美味しいし 手軽 さいこう

ちばちゃんと 宮本さん

昨日夜は ビルの壁に映画を投影してみる 野外上映会で ドラえもんがやってた
こんなにいたのか ってくらいこどもが集まってた
私と立石さんは ちらっとみにいったものの 用事があってはじまるまえに帰ってきてしまった 残念

悔しいから ドラえもんのチラシに落書き へんなのでてきた
名前大募集中!

もう 週末か はやいなあ
石巻は 雨がふったりやんだり へんてこ天気です
源さんにもらったお花飾った

2013年7月26日金曜日

お花屋さんで宴

今回 どこに絵を展示するか 街中をうろうろしたりして 考えてきたのだけど
このまえはなしをした お花屋さんに 一枚 絵を飾りたいなーと思っていて

もう一度 お花屋の源さんのところに 遊びに行ってきた
居眠りしていた源さんを起こして ふたりでまた お茶っこしながら 色々はなす
はじめて話したときから思ってたけど とても繊細で とても優しくて ふるえる心を
持ち続けている源さん
なんだかはなしがとぎれず ずーーと 色々なこと 話す 話したい

花のはなし トルコキキョウのはなし 
仙台の美術館に 若冲の絵をみにいったときのはなし
源さんの 絵をほんとうに面白そうにみているはなし 
目が 目がね きちんと対象を素直に見て 受け止めようとする姿勢がよくわかる
あーもう ぜったいここに 一枚絵を飾りたい と思う

たのしみだ と言ってくれる
はなしが尽きず 源さんが たまにひとりでこの店で夜 呑んでるというので
今夜ここで呑もう!というはなしになって
源さんが 娘が大学いってひとりになってから どうもごはんをつくる気にならなかったんだが 今夜はひさびさにつくる!と言ってくれて嬉しい
私も 玄米を炊いてもってくるね!と言って じゃあまた夜に といって別れる
帰りに トルコキキョウをくれた
この品種は 源さん曰く 桔梗になりたいトルコキキョウ なんだって


画集の一部 どの絵についても面白そうにはなす源さん

 そして 夜 ひさびさにお酒呑めるうきうきで いそいそ準備して
閉店したお花屋さんにいく
源さんもいそいそ 食べものを準備してくれていて メバチマグロを焼いたのや サラダ
アボカドなど 美味しそう 
ビール呑んだり 日本酒呑んだりしながら サッカーをみながら まるで実家のような落ち着きぶりで おしゃべり
花屋の中でごはん食べるの 楽しいなあ バラやカーネーションやらに囲まれて 楽園みたいだなあ

ほろ酔いでいい気分になってたら お店のドアが空いて お客さんがやってきた
どうやら 電話でブーケをつくる注文をしていたらしいのだが 源さんすっかり忘れてた
い いまつくります!とか言って 慌ててつくってる おもしろい
なんとかごまかしながら すごいはやさでつくってた
 そのあと 仕事が終わった立石さんもやってきて 3人でたくさん食べて たくさんはなす 夜の12時くらいまではなしして

最近 一人暮らしになってから ごはんつくるのできなかったと言って
これからはつくれるかも!と言ってた
日和アートセンターにくれば いつでもカレー食べられるよ!と言って(レジデンス名物無限カレー やってます 毎日3食カレーです) 今度は源さんがこちらにくる約束


たのしいたのしい 夜だったな〜 いい絵をかけるよう がんばろう
帰り バラとクルクマという花をもらった いい夜だ




2013年7月25日木曜日

アトリエコパン すごいすごいすごい!

小雨

夕方に立石さんと宮本さんと 「アトリエコパン」というところに見学にいってきた

石巻出身の 新妻先生という人とその奥さんがふたりでずぅとやってきた
こどものための造形教室

地元の人とはなしをしたときに 新妻先生がやってきたことはすごい とか
ぜひはなし聞いた方がいい とか 言われて
会いたいなーと 思っていた

アトリエの中に入って一瞬でわかる!ここはすごくいいところだ!
木造のこじんまりしたアトリエには こどもたちがつくったあらゆる造形物が
ところせましと並んでいるんだけど どれひとつ 適当につくられたものはないし
どれもこれもが ひとつの表現として 大切に保管されているというのがわかる

入った瞬間 子どもでなくても わあああああ と心がなって
なにかをつくりたい!!と思う空間




2時間くらい 色々なおはなしをした
新妻先生すごすぎる 先生のいっていること その意味が実感できすぎて感動する

先生は ただこどもに自由につくれ とは言わない
あえていじわるをする 曲がった線しかかくな 一時間でかけ 赤色しか使うな
など
自由に描きなさい というと こどもの絵はだいたい同じになるみたい
そして そうやってやっていくと 自分の内側にあるものだけを 信じて 大きくなって
外の世界にでたときに ポキンと折れてしまいやすい と言う
私はその意味がよくわかる
絵を描く ものをつくる というのは 目の前の瞬間に対して真剣に向き合うこと
まっすぐ描いてはいけない線を描くとき 描くことを考えざるを得ない
考えながら線を引く 色をぬる ということの大事さ
今 自分が絵を描いていて もっとも自覚していること

まずものをよくみなければ 自分のあたまで考えなければ つくれない
先生がやっていることは あたまで考えて 目のまえにあるものと真剣に格闘するための脳の訓練だ

十数年も アトリエをやりながら 一度も同じ課題をだすことはない と言ってた
その お題をつくるのも たのしそうだ!と思った
こどもは 2度目は飽きるんだって 前と同じか 前より簡単につくってしまって
つまり 要領を得て その 技でしかものをつくらなくなる
だから いつもちがうことを目の前に差し出して やっていく

あーーー もう はなしがおもしろいし ほんとうによくわかるし
書ききれないくらい 興奮した
こどものころに戻りたいなんて 一度も思ったことなかったけど
 子どもに戻って 小学生から高校生のあいだ ここのアトリエに通いたかった!!と
ほんとうに思った くーっ

今 大人になって 自分が真剣に絵をかきはじめて わかってきたこと
こどものころについたクセ 物をみるクセや 考え方のクセが 絵を描くときに邪魔になるときがあって 今はそれを自力でときほぐしているんだけど
ここに通っていたら 学校や学校の美術ではぜったい学ぶことのできない
そもそも ほんとうにものをみること 考えること を 造形の中で ほとんどぜんぶ
学び取れたんじゃないか と思うくらいだった

先生は ここに通うこどもたちの作品を 10年くらいとおしで見ていくことで
データを蓄積していて それはほんとうに大切なデータになる
人がものをつくりはじめて どのように考えを深めていくか 変化していくか
それが 作品をみていけばまるわかり。。

だけど 震災のときに 津波でぜんぶの作品が失われてしまったのだって
自宅も全壊した先生と奥さんは このアトリエの二階にしばらくこもって暮らしていて
作品がだめになってしまっている様をみながら暮らすのは どんなに辛かったかと思うと涙がでた
ここのアトリエに通うこどもも沢山被災して その子たちと作品のエピソード色々

ほんとはぜんぶ書きたいけど 長くなってしまうし 泣けてくるから 胸にしまっておきます

一枚 100号くらいの大きな油絵をみせてもらった
夕暮れの絵 画面の手前には 泥と水でぼこぼこになってなにもなくなった地面
その奥に校庭が描いてあって 一番奥には校舎と松の木
校庭には水たまりがあって そこに夕焼けの空が映ってる 
震災から2年半くらいたって ようやくこのような絵を描き始めることができたという高校生のこの絵が
とても綺麗だった 水たまりのところの 反射とか 空 木   ちょっと泣いた

震災のあとすぐ アトリエをいつもどおりやるということに とても緊張したといってた
今 なにをやらせればいいのか 真剣に考えて ほんとうにドキドキ 緊張しながら教室をひらいて
花瓶にはいってる小さな花を 小さい紙に写し取るというのをやったとき みんながしーんとなって もくもくとやったのだって
ただ 目の前にある小さなものを 見つめて それを写し取るということの意味
それが一番発揮された瞬間

そうだーーあ 原点はいつもそこだーーー
ものを真剣に見て それを自分の手でもう一度写し取る そこから絵は はじまるんだよね その喜びから はじまるんだよーーー

あ〜 胸がいっぱい
自分のリーフレットもお渡しして すこし自分のはなしもさせてもらう
とても真剣に聞いてくれて 納得してくれる

帰り際に がんばって あなたならタフだから 大丈夫 と言われた
うれしかった

あたまがずーと しびれて とにかくはやく絵が描きたい!!!!





2013年7月24日水曜日

路地ぶらぶら 


今日も路地裏散歩
メインの通りがあって そこの路地をふとみると 吸い込まれていくような魅力があるのってなんなんだろう
人は 路地に惹かれるよね
薄暗くて 細長い入り口と その奥の出口が見えると 入っていきたくなる作用

路地をぬけると メインストリートとはすこし違う世界
ちょっと気が抜けているというか 人にみられることをあまり意識してない空間というか

草ぼうぼう ゴミおちてる 

でも おもしろい




市街地を歩いた後 日和山にのぼってみた
海沿いのほうの景色は 路地もなんもなく 一面広い
 草ぼうぼう
歴史とか 景気とかによってすこしずつ変化していく街と違って
あっ て なくなったから
でもそこにも  もう3年くらいの月日ながれた

日和山から海みる きれい
中瀬のほうもみる 萬画館が宇宙船みたい





最近地図ばっかりみてる


さて 夕方には 女川のちえちゃんが日和アートセンンターにやってきて 久しぶり再会
ダブルちえちゃん です
 女川でアートプロジェクト やります 忙しそうだけど がんばってた
こちらにいる間に もう一度女川にも遊びに行きたい

立石さんも プロジェクトのなんやかんやで大忙し
わたしは 絵がかけるかんじになるまでもうすこし時間がかかりそうで ぶらぶらしてる
レジデンス名物 無限カレーをはじめているので もうこちらにきてから毎日カレー
だけど 毎日美味しいから 今は カレーをつくって立石さんに食べさせることを
一生懸命やってます

石巻 まだ梅雨あけてないんだってね! もう夏の暑さ忘れちゃったよ 快適な気候です

2013年7月23日火曜日

絵が光ったはなし

今日は午後 立石さんと一緒に 街を散策し 展示場所になりそうなところなど 歩いた

途中駄菓子屋など寄って おかし食べながら てくてく


石巻は実は寒い 東京はむんむんだったので かなり夏の服装できてしまったが 寒いんです

こわれそうなビーサンを濡らしながら 街をあるく

駅にちかいお花屋さんにいって そこのおじさんと おちゃっこしながら話をする

お花屋さんには今 3枚の絵が飾られている 
震災の時に 街に色彩がないと思ったお花屋の源さん こどもが描いた絵を飾った
そのとき 店の中が光ったようだった と言っていた
ねこ


震災後にはじめて石巻にきたとき やっぱり衝撃をうけた街並のなかで
さっこに連れられて お花屋さんをのぞいたら 絵が飾られていた
子どもがかいた 一枚の絵
それをさっこと見ながら 絵ってすごいね 明るくなるね という話をして
なんにもできることがないような気持ちが すこし軽くなった
 
今回 お花屋さんにはじめて直接はなしを聞いて そのときのことを思い出した  
私は今回 石巻の 昔のはなしを聞いたりしているが
3年前に 私がはじめて石巻に来たときから 今 でさえ もうあらゆることが変化している 風景も 人の心も
自分の体験してきた石巻の記憶もまた 重なって
四次元!

絵を かけそうな気が すこしずつ してきました
でもまだ なんか足りない



わたしの思い描いた四次元 スケッチ

2013年7月22日月曜日

歩いてみればいいね

今日も午後から 街をあるくツアー
昨日は 江戸時代くらいの石巻のはなしで 今日は昭和のはなし
石巻が一番栄えていたころの
飲み屋ががやがやしていた 細い路地がたくさんあり 横丁のなまえも

はなしをしてくれた今村さんだけでなく 参加してくれた地元の人たちが
過去トークでもりあがっている
ほんとうにたのしそうに 脳内に景色を再生させて 話している
その顔をみていると わたしの頭上にも うすぼんやりとだけど 石巻のかつての景色が
今の景色に重なって見えるような気がした

人が語っていかないと いつのまにか消えていく

たくさんの層の上に 成り立っている今を なんとか一望したいなあ
もっと 目をこらさないと

ツアーで立ち寄った ハリストス教会の神父さんのはなしが面白かった
教会には イコン画が飾られていて その 絵の展示方法がおもしろい
絵のまえに ロウソク台が吊られている
神父さんに聞いてみたら 礼拝のときに 火をともすそうだ
 絵の 色やかたち 構図などぜんぶ 意味がある
大切なものに 「灯をあてる」という感覚がある
言葉で説明をするというより 五感で体験をする そういう礼拝なのだって
 芸術の 方法だ!

石巻にきて なんだかそわそわ 目もキョロキョロ 落ち着かなかった
街をあるいて 昔のはなしを聞いたり人と話したりしていたけれど なんだか
絵を描く手がかり というか ここに来てやるべきこと みたいなのがぼんやりしていて
落ち着かなかった
教会で絵を見て なんだかよかったな と思う

夜は 今後のことなど じっくりちゃんとはなしたい!と思って
日和の立石さんと ぶらぶら歩いて 呑みにいった
美味しい居酒屋でほくほく テレビでは選挙の速報みてげんなり
でも もうとにかく一歩一歩ですからね

そこでいろいろおはなしして なんだか やっと地に足がついたような気持ち
帰りに ひとりで川沿い散歩して ひとりでものを考えられるような気がした
静かな北上川 対岸の灯り 灯りをあてる


2013年7月21日日曜日

石巻を知る 過去へ

ばたばた

石巻に着いたのは19日の夕方
この日は これからおせわになる地元のひとたちを交えての懇親会でした
立石さんの手料理とビールで乾杯

私が 石巻にはじめてきたのは2011年の震災後で いろいろ そのあとから
ゆかりができて わりとちょくちょく来てました
今回改めて 絵をかきにくる ということで 街を 見渡す
はじめて来たときの あの ぴりぴりする やばい!こりゃやばい!という感覚はもうなくて 日常が 前とは少し違いながらも 似たように 進んでいるかんじ
そのことにほっとする けどもね

建物が壊れてたり 信号がとまってたりした 震災直後の風景は 人のこころのむきだしを 目に見えるかたちにあらわしているなと思ってました
むきだしの感情とか 不安とかは それをみるひとにもドキッとした感情を呼び起こすけど それを無視するのは もうできないんですねえ

でも今は 建物が補修されて 交通ルールも普段のわたしたちのと共通にもどって
みんな個人の家 壁をつくって むきだしの感情は 一見 見えないので
街を歩いても ドキッ とはしない
でも 知ってる このいっこいっこの壁の奥に ひとりひとりの身体の中に
こちらをドキッとさせる 生の ひとりひとりの 生きる ってことが包まれてるっていうのを

もう 知ってしまって 実感してしまっているんです

そんなことを思いながら さて 今回はどういうことを石巻でしていくか というと
「過去 現在 未来 時間」を知って 四次元的にそれを理解してみて そしてつくる!のです
簡単に言うと 今目の前の人やもの 出来事だけでなく この土地の過去 を知って
時間を過去 今 未来 と みにょーーーんとのばして考えてみる
一望してみる そういう企画

昨日はさっそく 石巻生まれ育ちの へんみさん というものをよく知っているおじさんに 街を案内してもらいながら 江戸時代にタイムスリップでした
今目の前にある景色に 過去を重ねてみてみること この魔法みたいなことが脳内でできるようになれば なんておもしろいんだ!と思った
昨日はほんの一瞬 それができたときがあって そのとき すごく興奮した
あ!これはすごい感覚だぞ と思った

懇親会で 石巻のおじさんたちと 近所に住む小学生と そのお母さんと はなしをしているときも なんだか一瞬 過去 今 未来が ひとつの筋でツーーーンてつながる瞬間みたいなのをかんじた

ぜんぜん 感覚的でまだ わけがわからない でも これはきっと だいじなことに違いない

始まって2日目 今日も 街を歩く 





昔の地図 

2013年7月18日木曜日

夏の旅路 第一弾 「石巻四次元横町」


ホームページこちら!

http://ishinomakiarts.wordpress.com/

明日から石巻 ばたばた

暑さのせいか たるーん
旅の直前は なぜかいつもけだるいです
始まった途端 エンジン全開!滞在制作モードの絵描きマンに変身する
そのために気合いが必要で 直前はいつも テンションがさがっています
今夜ははやく寝て 変身に備えよう

不摂生でぷよぷよしてるお腹も 変身で6つに割れたらいいのになー

でもとにかくはじまります 夏なんです

おやすみなさい


2013年7月17日水曜日

夏です!絵画の冒険です

こんにちわ 幸田千依です 絵を 絵を描いています

絵画と旅することをつづけています
見知らぬ土地に住んで 日常を暮らしながら 人に出会いながら 土地のことを知りながら絵を描くことで それらを自分の腑に落としていくことができるからです

絵のまえで人と出会うと 素直でいられるような気がします タフでいられる気もします
どこにいっても 一筋縄ではいかない問題や 地域独自の面白さ 人間の性などに向き合うこととなりますが
毎回驚いて 毎回ぐっときて 毎回悩んで 毎回絵を描いています

この夏は 偶然にも短期間に 石巻 土湯 甲府 へ行くことになったので
これらをひとつまとめて 「絵画の旅路」を記録するブログをつくりました

べつべつの地域の 似たところ 違うところ 
問題 食べ物 お酒 海 山 木々 虫 空 店 人人人人 
を 
きちんと 見てきます 
そして そこで絵を描いてきます

暑いけど!
いってきまーーーす